浮島ブルーイング|好きなことで生きていく。ブルワリーオーナーの挑戦

今回インタビューに伺った創り手は、沖縄県那覇市の国際通りに直営タップルームを構える浮島ブルーイングオーナーの由利さんです。

information

浮島ブルーイング

住所:沖縄県那覇市牧志3-3-1 水上店舗第二街区3階

TEL:098-894-2636

Facebookページ:https://www.facebook.com/ukishimabrewing/

オンラインストア:https://ukishimabrew.shopselect.net/

UkishimaBrewing
那覇のクラフトビール醸造所です。季節に応じて8〜12種類のオリジナルビールを醸造しています。

インタビュアーは、わたくし藤戸淳平が務めさせていただきます!

スタッフ
国際通りにあるブルワリー
淳平
淳平

本日の創り手は浮島ブルーイング代表の由利充翠さん(ゆり みつあき)です!よろしくお願いします!

由利さん
由利さん

よろしくお願いします!

淳平
淳平

早速ですが浮島ブルーイングの紹介をお願いします!

由利さん
由利さん

浮島ブルーイングは沖縄県那覇市に醸造所とタップルームを構えるマイクロブルワリーです。

浮島ブルーイングという名前は、地域に根差したブルワリーを志すという意味も込め、「浮島」と呼ばれる地域名からつけました。

浮島ブルーイングを運営している会社はもともと、都市計画の分野で建築基準法や都市計画法に基づいた地域の持続的な運営をサポートするコンサルタント事業を行っており、新たな新規事業として、2017年に醸造免許を取得後、クラフトビール事業を立ち上げ、2018年に那覇市の国際通りに浮島ブルーイングの直営タップルームをオープンしました。

10代でホームレス生活!?
淳平
淳平

近年、沖縄のクラフトビールが盛り上がってますよね!

ここからは由利さんの半生を遡りながら、クラフトビール事業を立ち上げたきっかけや、その原動力の源を紐解いていきたいと思います!

それではこれまでの由利さんの経歴を教えてください!

由利さん
由利さん

名古屋で学生時代を過ごしましたが、幼少期からフェンスに囲われた学校を牢屋のように感じていてほとんど学校に通わない子供でした

高校に進学しても登校したりしなかったりが続いたのですがバイト漬けの日々を過ごしていた高校三年生の夏に思い切って貯めたお金で3ヶ月間インドへ一人旅に出たこともありました。

インドの一人旅では言語や文化が違う人たちの営みを目にしながら過ごしていたのですが、簡単にはこれまで築いてきた価値観も変わらず、帰国後に高校を中退しました。

そして高校中退後に実家を出ることになり、名古屋で半年間、大阪で1年間ストリートミュージシャンをしながらホームレス生活を送っていました(笑)

淳平
淳平

10代でホームレス生活?!(笑)

突っ込まずにはいられません!(笑)

由利さん
由利さん

1年半の間ホームレス生活でした!

大阪ではホームレス仲間も出来たのですが、ホームレス生活を初めて2回目の冬の寒さに当時の生活に限界を感じて名古屋に戻り親父に頭を下げ、夜間の高校に入学することになりました。

さらに予備校にも通い、A判定を取れた沖縄の琉球大学建築学部へ進学することになり、そのまま博士課程まで進みました。

その頃からNPO法人のリノベーション事業やまちづくりに携わるようになり、そこから都市計画の分野で独立して今に至ります。

まちづくり×クラフトビール
淳平
淳平

何もなかったホームレス生活からハングリー精神でこれまで歩まれてきたんですね!

長く都市計画の分野で活躍されていますが、まちづくり×クラフトビールで生まれるものもあるのですか?

由利さん
由利さん

沖縄には琉球王国開闢の地とされ、神の島と崇められている久高島(くだかじま)という島があるのですが、そんな神の島も島民の高齢化が進み人口が減少している問題があります。

若い世代の安定した働き口が島内にはないので島に戻りたくても戻れないことが大きな要因です。沖縄県民にとって大切な島であることは間違い無い、しかし生活のことを考えると島には戻れない。このジレンマをビールと掛け合わせることで解決できないかと考え、久高島で生産された麦の100%買取を始めました。

自分が持っている麦をビールに加工する技術をまちづくりを掛け合わせるで久高島で安定した雇用の実現を目指し、さらにビールを飲むことが一つの応援に繋がる新しいモデルをつくれると考えています!

淳平
淳平

まちづくりとクラフトビールを掛け合わせることで文化継承の寄与に繋がる素晴らしい取り組みですね!

由利さんにとってクラフトビールの面白さはどこにありますか?

由利さん
由利さん

浮島ブルーイングのコンセプトの一つに「ビールを巡る”冒険”」とあり、クラフトビールには人と人を繋ぐ、人との繋がりを介して新しいビールに繋がる力があると思います!まさにビールを通して冒険に出発できる力を持っていることだと思います!

浮島ビール
淳平
淳平

確かにブルワリーで飲んでいて常連さんとカウンターで仲良くなったり、タップ越しにブルワーの方と話したことがきっかけで飲んでみようと思うビールもたくさんもありますよね!

そんな破天荒な人生を過ごしてきた由利さんがつくるビールの紹介をお願いします!

由利さん
由利さん

オンラインでも販売しているレギュラービールが全6種類、その他にも季節限定でつくっているビールもあります!

【浮島ゴールデンエール】
甘みを抑えすっきりとした飲み口で確かな苦味とコクのある定番のエール。
ABV:5.0
IBU:29

浮島IPA】
アロマホップにカスケードを使用し、独特の苦味や甘み、複雑な香りが特徴のIPAに仕上げています。
ABV:6.0
IBU:77

【浮島ヴァイツェン】
シルキーな色とフルーティーなエステル香(バナナのような香り)が、心地よく香ります。
ABV:5.0
IBU:16

【浮島ゴールデン107】
高いIBUでガツンとくる苦味と独特のキレがあるエールです。
ABV:7.0
IBU:93

【久高島ヴァイツェン】
琉球開闢の地、神の島と言われる久高島で収穫したハダカムギを加えたヴァイツェン。
ABV:5.0
IBU:16

【仲村渠ウィートX】
稲作の発祥地・仲村渠で今を生きる古代米(籾殻)を使用したシトラが香る小麦麦芽のエール。
ABV:5.5
IBU:19

由利さんの想いと描く未来
由利さん
由利さん

ビールをつくるときは地域の農家さんとコラボすることも多く、”誰かの想いが乗ったビールづくり”を心がけています!

淳平
淳平

素敵な想いですね!

これまで由利さんの半生を遡り現在の姿までを伺ってきました。

最後になりますが、由利さんの未来の展望を聞かせください!

由利さん
由利さん

ただお酒を提供する飲食店ではなく、浮島ブルーイングの店舗の中で写真展や演劇ライブなどを企画して、カルチャーの発信場として人が集まる場づくりをしていきたいです!

そしてもう一つ、将来的に女性への教育活動に取り組みたいと思っています!

地域の皆さんと活動していると素敵な魅力を持った女性の方々と出会う機会が多く、常々女性には女性だけが持てる魅力があると感じます。学校では学べない、魅力の磨き方や魅力を発揮するお仕事などを一緒に考えていきたいです。女性へのブルワー研修も新しい切り口で面白いなと思うので、場づくりと並行して進めていけたらと思います!

淳平
淳平

今後の由利さんの活動に目が離せませんね!

本日はご多忙の中ありがとうございました!