Nomcraft brewing|クラフトビールで次世代へ繋ぐ街づくり

本日インタビューに伺ったのは、Nomcraft brewingの金子巧さん。
和歌山県有田川町の町おこしプロジェクト「まちのリビングルーム」の保育所をリノベーションし「クラフトビールでまちづくり」に挑戦。
Nomcraft brewing立ち上げに至る経緯から今後の展望まで取材させていただきました。
インタビュアーは、わたくし藤戸淳平が務めさせていただきます!

スタッフ

information

Nomcraft brewing

住所:和歌山県有田郡有田川町長田546-1
TEL: 070-4211-5114
アクセス:「JR藤並駅」徒歩30分
営業時間:10:00~17:00
Facebook:https://www.facebook.com/Nomcraft/
Instagram:https://www.instagram.com/nomcraft.brewing/
Twitter:https://twitter.com/NomcraftBrewing

米国ポートランドと組んだ街づくりプロジェクト

淳平
淳平

有田川町でクラフトビール醸造所を立ち上げるに至った経緯を教えてください。

金子さん
金子さん

Nomcraft brewingはアダムとベンの2人のアメリカ人の想いからプロジェクトがスタートしました。

日本で10年近く英語の教師をしていた2人ですが、クラフトビールが大好きでアメリカに帰郷した際にはよくホームブルーイングをして友人に振る舞い、将来はクラフトビールに関わる仕事をしたいと考えていたそうです。

日本でブルワリーをやろうと決めた2人はアメリカのポートランドと有田川町が街づくりで提携したことを知り、同町のまちづくり団体にクラフトビールで街づくりをする計画を提案しました。そうして、「まちのリビングルーム」という地域住民の団らんや来訪者のもてなしの場にするプロジェクトのテナントの一つとして閉園した保育所跡の建物の一角をリノベーションし、2019年にNomcraft brewingが誕生しました。

淳平
淳平

有田川町はポートランドと組み、どのような街づくりを行なっているのですか?

金子さん
金子さん

2040年、有田川町の人口は現在の約27,000人から約8,000人減少し、 働く世代1人が高齢者1人を支える人口構造になり、消滅の可能性がある街と言われています。

そこで全米で一番住みやすい街と言われるポートランドをモデルに、日本で街づくりを行うプロジェクトに有田川町の街づくり団体が手を挙げたのでした。

具体的には、ポートランドから街づくりの専門家を招きワークショップを行ったり、街をデザインしてもらっています。

有田川町との出会い

淳平
淳平

愛知県出身の金子さんが有田川町に関わるようになった経緯を教えてください。

金子さん
金子さん

教育大学を出た私は公務員のレールに乗らず、約10ヶ月間バックを担いで世界を旅したり、帰国後には英語を勉強しにフィリピンや、インド、オーストラリア、カナダで生活をしていました。有田川町の人々と出会ったのはカナダで生活していた時に遊びに行った米国ポーランドにあるサイドヤードファームという農園での出来事でした。サイドヤードファームは農園でありながら畑のそばにあるテーブルで食事を提供したりワークショップを開催したりと面白いことをしている農園で、そこに1日ボランティアに行った日にたまたま有田川町の人々が視察に訪れていました。その時に有田川町の街おこしのリーダーと出会い、帰国したら有田川町に遊びに行くことを約束しました。

日本に帰国後、有田川町を訪問して現地でみかん農家や家具屋の仕事をしているなかで、ベンのブルワリープロジェクトの通訳として会議に参加していたところ「一緒にビールつくらないか?」と誘われてメンバーに加入しました。

淳平
淳平

運命的な出会いの連続で今に至るのですね。

クラフトビールで街づくりが大きなテーマにあるかと思いますがどのようにビール作りが地域の活性化に繋がっていますか?

金子さん
金子さん

まず一つは、ブルワリーがあることで街に人が集まることです。

「まちのリビングルーム」にはNomcraft brewingの他に、タップルームやパン屋さん、まつげエクステもあり、地域外からのお客さんも多く連日賑わっています。

色々な要素が集まり少しづつ街のリビングになってきてると感じています。

淳平
淳平

Nomcraft brewingのレギュラービールは2種類!
その他にも珍しいスタイルのビールがたくさんありますね。

クラフトビールと紡ぐ街の未来

淳平
淳平

クラフトビールはNomcraft brewingにとってどのようなものですか?

金子さん
金子さん

クラフトビールはコミニティーを作るための一つのツールだと思っています。クラフトビールから生まれるコミニティーはたくさんあり、Nomcraft brewingまでビールを飲みに来てくれるお客さんとのコミニティー、ビールを作る段階で山椒やデコポンなどを使い、地元の農家さんとコラボすることで生まれる地元のコミニティー、さらに出荷先のボトルショップや飲食店でまた新しいコミニティーが生まれることで、一つの笑顔や一つの会話が増えると私たちにとって大成功です。

淳平
淳平

最後に今後の展望をお聞かせください。

金子さん
金子さん

ポートランド出身のベンはポートランドと日本の架け橋になりたいと言っています。近年日本国内でも美味しいクラフトビールを作るブルワリーが増えていますが、アメリカから学べることはたくさんあるのでNomcraft brewingが積極的に学び、日本にシェアして日本のクラフトビール業界を盛り上げていきたいと考えています。

Nomcraft brewingとしても今後クラッシックなスタイル以外にもどんどん新しいスタイルのビール作りにチャレンジしていきたいと思っています。