宮島ビール|世界遺産宮島で始まった宮島ビールのStory

世界遺産、宮島島内で老舗旅館の後継として生まれ育ち、2010年、故郷宮島で株式会社宮島ビールを創業。2017年に醸造所併設レストラン宮島ブルワリーをオープン。宮島ビール創業に至る経緯から今後の展望まで取材させていただきました。インタビュアーは、わたくし西原総司が務めさせていただきます!

information

宮島ビール

TEL:0829-40-2607

住所:広島県廿日市市宮島町459-2

アクセス:JR山陽本線/宮島口駅でJR宮島フェリー宮島連絡船に乗り継ぎ、
宮島駅フェリーターミナルから海沿いに厳島神社方向へ徒歩6分

宮島のレストランならMIYAJIMA BREWERY|宮島ブルワリー | 瀬戸内の牡蠣などのグルメ料理と宮島ビールを堪能する
宮島にあるレストラン「MIYAJIMA BREWERY」は、併設のビール醸造で造られたクラフトビール と地元広島の食材を生かした料理をご提供いたします。さらに、昼は抜けるような青空、夜はライトアップされた大鳥居、行き交う遊覧船など幻想的な景色をお楽しみいただけます。
2010年創業、宮島ビール
SOJI
SOJI

2010年に宮島ビールを立ち上げ、現在は日本有数の観光地、世界遺産にも登録された宮島で唯一のブルワリーを運営されているということで、そこに至るまでの経緯を教えてください!

有本さん
有本さん

私は1965年、宮島島内で江戸時代から続く老舗旅館の20代目後継ぎとして生まれ育ちました。

大学進学を機に宮島から東京に移り住み、大学を卒業した後は実家の旅館経営ではなく就職を選び、1989年に大手保険会社へ就職しました。その後6年間保険会社に勤め、2005年に金融機関へ転職。2009年に退職し宮島に戻り、翌年の2010年3月に株式会社宮島ビールを創業しました。

SOJI
SOJI

退職して宮島に戻ろうと思ったきっかけを教えてください!

有本さん
有本さん

実は、私が東京で就職した翌年に宮島にある老舗旅館経営者である父が突然他界しました。既に私は会社員だったので継ぐこともできず、旅館を取り壊し駐車場として維持していました。

転機は2009年、当時勤めていた金融機関から退職勧奨を受けました。東京で他の金融機関に転職することもできたのですが、この機会に宮島に戻り、車が22台止まる広い駐車場を有効活用しようと思い帰郷しました。

SOJI
SOJI

なぜクラフトビールだったのですか?

有本さん
有本さん

2009年はリーマンショックの影響もあり、宮島の観光消費に元気がありませんでした。宮島の地域活性に繋がる事業を立ち上げたいという思いがあったのですが、土産屋をやるにしても飲食店をやるにしても隣近所とライバルになってしまう。

対立せずに海を見渡せる素晴らしい景観を活かす方法を考えたときに、クラフトビール醸造所を併設したレストランを思いつきました。

SOJI
SOJI

それまでにもよくクラフトビールを飲まれていたんですか?

有本さん
有本さん

オーストラリアに駐在していたときにクラフトビールを飲み、ビールにもたくさん種類があることを知りました。

中でもサンフランシスコの、「ANCHOR LIBERTY ALE」(アンカー・リバティエール)を飲んだとき、「こんな美味しいビールがあるのか!」と感動しました。

その後、機会があるごとにクラフトビールを飲むようになりましたね。

宮島ビール醸造担当「森川さん」
SOJI
SOJI

その体験が宮島ビール創業に繋がっているんですね!

森川さんが宮島ビールの醸造担当に至るまでの経緯を教えてください!

森川さん
森川さん

大学時代に初めて行った海外のチェコでピルスナーウルケルを飲んだときに、同じピルスナーでも日本のビールと味わいも香りも違う多種多様なクラフトビールの存在を知り、ビールに興味を持つようになりました!

大学卒業後、営業職に5年間勤め1年海外を放浪して、次は何しようかというタイミングで元々モノづくりが好きだったこともあり、趣味でもあるビールを自分でつくりたいと思うようになり宮島ビールに縁あって就職しました!

SOJI
SOJI

森川さんの好きなモノづくりと趣味のクラフトビールが合わさったんですね!

飲み手から創り手に変わり、新たに気づいたクラフトビールの面白さなどはありますか?

森川さん
森川さん

レシピを少し変えるだけで味わいがガラッと変わるので、試行錯誤しながら少しづつレシピを変えて美味しいビールを追求していくことに楽しさがあります!

宮島ブルワリーのお客さんには観光客の方が多く、クラフトビールを飲んだことがない人も多いので、そういう方でも楽しめるビールをつくっていきたいです。

SOJI
SOJI

選択できる自由を楽しむことができるのもクラフトビールの特徴ですよね!

ビールと言ってもスタイルが違えば香り、味わい、色味にも違いがあり、クラフトビールはその中から自分で好きなビールを手に取ることができますよね!

少し話を遡り2010年に宮島ビールを創業後、しばらくはOEM(委託製造)で醸造していた宮島ビールですが、どのようなコンセプトを持って宮島ビールの認知を広めたのですか?

創業秘話
有本さん
有本さん

宮島ビール創業当時、クラフトビールのブームが終息していたこともあり、全国各地のブルワリーに訪問して話を聞いてもどこもブルワリー開業に対して慎重な声が返ってきました。

さらに地元の親戚や地域の方からも、失敗するからやめとけと反対の声もありましたが、それでもビールをつくることを諦めず、第一弾を新潟麦酒にOEMで製品化することができました。

その後、どんどんOEM先を拡大し、宮島ビールの定番となっているペールエールは今でも山口で醸造しています。

2016年には広島市内の流川に、宮島ビールのサテライトショップ「スプラウト」をオープンし、そこで宮島ビールの認知拡大、ファンもつくることができました。

(スプラウト2018年閉店)

SOJI
SOJI

三階建の宮島ブルワリーの建物にスターバックスがテナントに入っていますが、どのような狙いがあったのですか?

有本さん
有本さん

一番は圧倒的なネームバリューです!

鳥居に行く途中、休憩に入ったスターバックスで宮島ビールを知って、帰りにレストランに寄ってくる方もいます。スターバックスの店舗運営に関してもとても勉強になる事も多く、お互いwin-winの関係をつくる事ができると思い、一階、二階のスペースを使っていただいています。

宮島ビールのこだわり!
SOJI
SOJI

観光客が多い宮島で提供している宮島ビールのこだわりを教えてください!

森川さん
森川さん

宮島ブルワリーに来られるお客さんのほとんどが観光客です。クラフトビールを飲んだことがない人も大勢来られる中で、あまりにも濃いビールを出しても敬遠されてしまうので、初めての人でも飲みやすいスッキリとした飲み口が特徴です。

クラフトビールにはスタイルによって黒いビールもあれば白いビール、金色のビールもあるように、色でも楽しんでもらえるようスタイルに幅を効かせてつくっています!

IPAはガツンと肉料理、レッドエールは魚介系とのペアリングがおすすめです!

SOJI
SOJI

是非とも多くの方に来て欲しいですね!

お二人にとってクラフトビールとはどのような存在ですか?

森川さん
森川さん

ぼくにとってクラフトビールは趣味そのものですね!大好きなクラフトビールをこれからも創り手として追求していきたいです。

有本さん
有本さん

人生そのものですね。今まで飲食業界の経験もない中で始めた人生をかけたチャレンジです!

SOJI
SOJI

最後になります!今後の展望をお聞かせください!

有本さん
有本さん

コロナの影響によって観光客が激減する中でも、宮島ビールの体制を崩す事なくできたのは地元の方のお陰でもあります。このコロナ禍で以前にも増して地元の付き合いを大切にしていかなくてはいけないと感じる事が多くなりました。今後はさらに地元を意識してビールをつくっていきたいと思います。